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――其れを確認すると、 ふわり、と長い髪を靡かせて彼女は自分の部屋へと戻った。
覚えている、といったら嘘になる。 だって、本当に興味がなかった。 興味が無かったから、本当にどうでも良かった。 翳された刃が綺麗だったから。 嗚呼、別に良いかな、って。 ・・・そう、思えた。
私の存在は、きっと小さすぎて。 貴女の、貴方の、救いにはきっとなれない。 其れでも――
