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数日前から、ずっと悩んでいた。
何をあげたら喜ぶかな。
今までも何度か贈り物した事はあるけど、でも……
男の人の好み、良く分かってないなぁ。
そうやって、ちょっと本気で落ち込んだ。
でも……、
大切な人だから。
だから、
仕事から帰ると、あの子は何時ものように、お帰りなさい、と笑顔で迎えてくれた。
けれど、其の眼が少し腫れているのに、気付いた。気付かない、わけがなかった。
何時もの部屋。
何時もと違う風景。
横たわるあの子。
ううん、あの子とも分からない。
其れくらいに斬られ続けた――・・・・
其れが、私があの子の瞳から見た、あの子の"終焉”だった。