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夢を見ていよう。何時か醒める其の時まで。 (TW3「エンドブレイカー!!」で活動しているキャラクターと、その後ろががやがやと活動するところです。 間違えてきてしまった方は、回れ右を推薦します)
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職業:
学生やってます。
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読書とか。PCとか。ゲームとか←
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 このブログのイラストは、株式会社トミーウォーカーのPBW『TW1:無限のファンタジア』『TW3:
エンドブレイカー』用のイラストとして、背後が作成を依頼したものです。
 イラストの使用権は発注した背後に、著作権はイラストマスターに、全ての権利は株式会社トミーウォーカーが所有します。
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 ――其れを確認すると、
 ふわり、と長い髪を靡かせて彼女は自分の部屋へと戻った。






 障子を閉める音。
 其れを聞き届けると、スズカは強く瞳を閉じて天井を仰いだ。
「―――・・・・・」
 何かを言葉にしようと思ったが、結局やめた。
 何も言葉に出来やしないのだから。

 ずるずると、力が抜けたように、障子を背に座り込む。
 ぺたん、と座り込んだ後、疲れたように着物の裾で顔を覆う。
「・・・ばか、」
 小さく呟いて。
 そして、嗚呼、馬鹿は私だ、と苦笑した。


 気付けなかった自分を呪った。
 だからこそ、護るといった。
 護ると誓った。
 其れなのに、

「此の様ね・・・・。情けないわ」
 眼を小さく開いた。夜闇のような藍色の瞳が、灯りもつけない天井を捉える。
 ふと、幼い日の事を思い出して、また苦笑した。
 あの時から、成長などちっともしていなかった。
 其れなのに、大きくなった気でいた。

「私は、・・・馬鹿ね」

 ――彼女は、優しすぎた。
 だからこそ、好きだったのだか。
 そんな彼女を護ろうと思ったのだが。

 結局、出来なかった。


「――・・・・」
 再度、瞳を閉じた。
 伸ばしたと思った、宙をきった手を、隠すように手を下ろす。

「さよならは、言わない・・・」
 言いたくないから。

 だから、

「・・・どれだけ離れてても」
 例え、逢えなくても。
「・・・・・・・私が貴女を、護るから・・・・・・・・・・」


 此の祈りは、誓いのような狂言は。
 届くのだろうか?
 分からない。
 其れでも――


 子守唄のような旋律が聞こえる。
 滅多に歌わない彼女が、音楽が好きな彼女に贈ったオルゴールの旋律だった。


 ――分からない。
 分からない。
 其れでも、

(届く、って)

 そう、信じて――

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