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夢を見ていよう。何時か醒める其の時まで。 (TW3「エンドブレイカー!!」で活動しているキャラクターと、その後ろががやがやと活動するところです。 間違えてきてしまった方は、回れ右を推薦します)
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非公開
職業:
学生やってます。
趣味:
読書とか。PCとか。ゲームとか←
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 このブログのイラストは、株式会社トミーウォーカーのPBW『TW1:無限のファンタジア』『TW3:
エンドブレイカー』用のイラストとして、背後が作成を依頼したものです。
 イラストの使用権は発注した背後に、著作権はイラストマスターに、全ての権利は株式会社トミーウォーカーが所有します。
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 悩みだしたら止まらなくなる。
 悪い癖だ、と呟きながら苦笑した。


 自室で、エリザベスはため息をついた。
 読んでいた本を閉じる。
 最近は解いているけれど、長い髪を三つ編みにしようか、と思い立った。太ももまである焦げ茶の髪が鬱陶しくて邪魔だった。
 勿論、のばしているのは自分の意思だが。
 丁寧にするつもりはさらさら無く、適当に紐を取り出してそれを口に咥えて鏡の前に行く事もなく、髪を三つ編みにする。
 それを始めたとほぼ同時に、ドアがノックされた。
 紐を一旦机に置く。
 姉様かな、と思いどうぞ、と言う。
 ドアが開かれて其処にいたのは。
「・・・何しに来た」
「・・ひ、酷いのですっ」
 ふわふわの琥珀色の髪が揺れ、青紫の目が潤んだ。
 同じ冒険者の、スズカだ。
「ベスに会いにきたのですよー?リリアさんが通してくれたのです♪」
「・・・・。・・・・これから、姉様には得体の知れない奴をボクの部屋に入れないで、って頼んでおこう」
「え、得体のっ・・・!?酷いのですっ」
 知るか、と吐き捨てて本をまた開いた。三つ編みの事はもうどうでもよくなってきた。
「むぅ~。酷いのですっ、ですっ」
「煩い」
「折角元気が無いベスちゃんの為にチョコレートケーキ焼いてきたのに~。いいのですっ、自分で食べちゃいますからっ」
 ぴくり、と長い耳が動いた。
「・・・少しだけならいていいよ」
「わ~いv」
 あはは、とスズカは笑うと、手に持っていた箱からチョコレートケーキの大きい二切れを取り出して、その内ひとつをエリザベスに渡す。それを受け取ると、エリザベスは無言で食べた。
「おいしいですか?」
「ん」
 スズカは満足げな笑顔を浮かべて、自分も部屋の隅にぺたん、と座りもぐもぐとケーキを食べる。
  しばらく、無言の時間が続く。
「・・・ねぇ」
「みぃ?」
 エリザベスが唐突に口を開いた。スズカは首をかしげる。
「何ですか?」
「・・・悩んだ時は、どうすればいいのかな」
 その相談に、少しだけ目を見開いて、その表情の変化もすぐに消して、いつもどおりの笑顔でスズカは言う。
「知りません♪」
「いうと思った・・・この薄情者」
「そのお言葉、そっくりそのまま御返しします」
 二人が笑顔でしばらく黙りあい、その間流れた殺気めいたものを追い払うかのようにスズカがいう。
「・・・まぁ、でも。・・・・失くした時に分かるような事にはならないようにね」
 乾いた笑みで、いう。
「・・・失くした後じゃないと、気付けないものは多いけど。・・・それを、気付かないように。掌のものを守れるように」
 エリザベスは、それを聞いて微かに笑った。
「最善は尽くすよ」
「なのです~♪」
 いつも通りにスズカは笑うと、もうそろそろ帰りますね、とチョコレートケーキの残りを全部口に詰め込んだ。
 そして、ドアからぱたぱたと出て行く。
「・・・失くさないように・・・」
 それを見て、小さくつぶやいた。


 気付けるだろうか。
 ・・・・分からない。
 風が、窓の外で吹いた。

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 何で載せるかって?
 んなの趣味にきまtt(帰れ貴様

 ベスとリリア?の話ですよっと
≪リプレイ≫
 七月二十三日。
 碧い道しるべは、一周年を迎える。
「・・・・」
 ふぅ、と息をはいて、紅茶を飲んでいた優しき暗闇・エリザベス(a62946)は、室内から空を見る。
 正直に言うと、暑い。
 しかし、夜は、星がきれいに見え、それに少しは涼しい筈だ。
「・・よし、決めた」
 一人つぶやいた。

「――みんな、注目」
 エリザベスが、大食堂に入ってきて、いう。
「一周年記念に、パーティーをすることにしたよ」
 そして、それについての説明をする。
 場所は、近くの草原。
 時間は、夜中。
 星を見たり、月を見たりして、語らおう、ということらしい。
「まぁ・・・正式なパーティーじゃ、ないけれどね。料理は僕らから準備するよ」
 一緒に来ないか、と柔らかい微笑を見せて彼女は言った。
背後:さて、SSですっ。
   レトルトさんありがとーっ
  駄文ですが目をつぶってくだs
≪リプレイ≫
 ふわり、ふわりと舞い散る花びら。
 ぽかぽかした陽気に、瞼が重くなる春の日。

「なぁ~ん・・なぁ~ん」
 頑張り屋さん・エフィ(a66827)はうとうと机に向かっていた。机の上にあるのは、おやつのショートケーキ(食べかけ)。
「エフィ、ついちゃいますよ?」
 友好からエフィの面倒をさりげなく見にやってきていた桜欄花・スズカ(a62807)は苦笑した。
「・・・思いついたなぁ~ん!!」
「・・・はい?」
 エフィはいきなり目を覚まし、嬉々としてスズカを見る。
「スズちゃん、皆でお散歩なぁ~ん!!」
「お散歩ですか?」
「なぁ~ん!!」
 エフィはこっくりとうなずいた。
「じょーかさくせん?で皆疲れてる筈なぁ~ん。少し休みがてらに皆でお散歩して、おべんとーとか甘いものとか食べるのなぁ~ん♪」
「いいですね・・・・」
「というわけで、スズちゃんおべんとーと御菓子作ってなぁ~ん!!」
「・・・了解しました」
 軽く苦笑して、スズカはエフィの髪をなでる。
 エフィはにこやかに笑うと、どういうところにいくか説明を始めた。
 場所は・・・例によって、秋に皆で味覚探しにいったあの山だ。といっても登山とかではなく、皆で景色を見ながらゆっくりと山を探索しようというのだ。今は春なので、山も桜や花で綺麗らしい。
「其処で遊んだり、おべんとー食べたり・・なぁ~ん♪ヒトノソダケもあるといいなーなぁ~ん」
 わくわくしながらエフィは皆を見る。
「皆も行くなぁ~ん?」
 にっこりと尋ねた。
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