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夢を見ていよう。何時か醒める其の時まで。 (TW3「エンドブレイカー!!」で活動しているキャラクターと、その後ろががやがやと活動するところです。 間違えてきてしまった方は、回れ右を推薦します)
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学生やってます。
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 このブログのイラストは、株式会社トミーウォーカーのPBW『TW1:無限のファンタジア』『TW3:
エンドブレイカー』用のイラストとして、背後が作成を依頼したものです。
 イラストの使用権は発注した背後に、著作権はイラストマスターに、全ての権利は株式会社トミーウォーカーが所有します。
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≪リプレイ≫
 七月二十三日。
 碧い道しるべは、一周年を迎える。
「・・・・」
 ふぅ、と息をはいて、紅茶を飲んでいた優しき暗闇・エリザベス(a62946)は、室内から空を見る。
 正直に言うと、暑い。
 しかし、夜は、星がきれいに見え、それに少しは涼しい筈だ。
「・・よし、決めた」
 一人つぶやいた。

「――みんな、注目」
 エリザベスが、大食堂に入ってきて、いう。
「一周年記念に、パーティーをすることにしたよ」
 そして、それについての説明をする。
 場所は、近くの草原。
 時間は、夜中。
 星を見たり、月を見たりして、語らおう、ということらしい。
「まぁ・・・正式なパーティーじゃ、ないけれどね。料理は僕らから準備するよ」
 一緒に来ないか、と柔らかい微笑を見せて彼女は言った。





●一周年記念に
 晴れた夜空の下で。
 一周年記念パーティーをしよう。

「――基本は、自由行動。任せたよ」
 笑顔で、優しき暗闇・エリザベス(a62946)が言う。
 蒼い蒼い空を見上げると、星空が広がっている。
 今日はとても良い星空、と白夜の鋼璧・キリア(a71164)は思う。
「とりあえず旅団一周年を祝い、乾杯ですなぁん」
 飲み物が入ったグラスを掲げ、乾杯をする。
「1周年記念、おめでと~♪」」
 明るい声と笑顔で空色幻想詩・レキサ(a71171)がいう。
 さぁ、パーティだ、と料理に向き合う。夜中に外で、やるのは、初めて。そう嬉しそうに目を細めた。
「一周年おめでとうございます~」
 流水風花・リィア(a28697)が柔らかな笑みを浮かべていう。
 『碧い道しるべ』一周年記念パーティ。本当に、近頃は周囲に慶事が多くていいですね。リィアはそう思い、笑みを浮かべる。
 そして、エリザベスに秘伝書を贈呈した。
「亡き母いわく『手土産に困ったら秘伝書を渡せばいいのよ。冒険者限定だけどね』との事でしたが・・・」
 本当にこれで良かったのでしょうか、と首をかしげるリィアに、エリザベスはいいよ、凄く嬉しい。と返した。
 夜なら、うん、動けるはずだ、と暁月夜の剣戟・ファインディア(a63634)が呟いていた。それを見て、思わずエリザベスは笑ってしまった。

●星空のパーティ
 いつも通りの料理だけど、想いをこめて。
 そう想い作った料理が並ぶテーブルに、レキサは近寄った。
 いつものように、明るい笑顔と共にみんなと言葉を交わし、料理を口に運ぶ。
 ただ、星空の下っていうのが、ほんの少しだけど、やっぱり特別♪そう思い、笑った。
「一周年も続けられたのもエリザベスさんの努力のたわものなぁーんね」
 キリアが言いながら、ブルーベリーパイを一切れ取る。
 いわれたエリザベスは、どうも、と返したのと同時に、キリアはパイを頬張る。
 そのとたんっ。
 一時昇天。そしてクネクネ踊りだした。
「こ、この味は…?!」
「………」
「ブルァアア!」
「キャッツ・マイハート!Veryパイ♪(リピート」
「ぐほぁ!」
 そう叫びまくるキリアを見て、エリザベスは、
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
 とりあえず、黙っておく事に決めたらしい。
 料理を食べる手を止めて、空を仰ぐと、星や月が見える。
 太陽はまぶし過ぎて見れないけれど、太陽の光を借りて光る月は、ゆっくりと眺める事ができる。
「風が涼しいよねぇ~」
 吹く風に髪を靡かせながら、レキサがいう。
 暑いには暑いんだけど、と笑った。それでも、日中より涼しい。
 しかし、時間が時間。
 レキサは、気付くと、うとうととして、うたた寝をしてしまった。
 それを見て、エリザベスが誰かが寝てしまったら、と持ってきた毛布をかけてやる。
 リィアは、のんびりと空を仰ぐ。
 この夜空は夏の数少ない良い所だと思うのですよ……、つぶやく彼女は、夏が苦手らしい。
 童心に帰り、数多の星の中から、流れ星を探してみる。
 星空を見渡していると、きらっと光るものを見つけた。
「この幸せが失われませんように」
 三回唱えられるかしら、と思い、願いをつぶやく。
 残念ながら途中で星は消えてしまったが、流れ星が流れきった後の空もとても綺麗で。
 リィアはまたのんびりと空を仰ぐのだった。
 先ほど、騒いだキリアは、今度は空を仰ぐ。
「あ…サソリ座なぁーん…」
 呟き、その星を目で辿る。
 さらに、星を探して瞳を空に向ける。
 月がすきだというファインディアは、晴れた事を喜ばしく思いながら無気力に其処らへんに座って本を読んでるエリザベスの近くへ行く。
 そういえば、こういう関係になって初めて出掛ける、という事実を思い出して、ファインディアはエリザベスに声をかけた。傍で横になっていていいか、と問うといいよー、と返ってくる。彼女の横にたわると、エリザベスもぱたん、と本を閉じた。
「ね、それ何?」
「これ、か?」
 それは、暑くなるだろうから、と作ってきてくれたゼリーだった。
「食べていいー?」
「おう」
 きらきら光るゼリーを、エリザベスはぱくぱく、と食べる。
「あ、おいしーv」
「そう、か」
 安心したように微笑して、起き上がった。
 俺が何しても逃げるなよ、と呟きながらエリザベスの額にキスをした。
「・・・逃げないけど、攻撃するかもしれない」
「・・・やめてくれ」
●感謝、込めて
 星空の下、夜は更に深く。
 ふと、エリザベスが立ち上がった。
「皆」
 いつもより、丁寧な口調で言う。
「この一年、本当にありがとうっ。独りじゃ何もできない私ですから、皆には、本当に感謝してます。本当にありがとう」
 笑顔で言って、そしていつもの口調で帰ろうか、と言う。
 眠ってしまったレキサを負ぶって、道を行く。

 碧い道しるべ一周年。
 出会えた事に、感謝を

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