それでも、ベスがあんなことを言うのは、冒険者だから。
同業者である人に、そうしてこの世界に生きている=護るべきだという価値観があるから。
言葉がきついかも、知れません・・・・。
背後はまだ、十五歳の小娘です。
人生の厳しさなんてそれはもう分かっていませんよ。
けれど、この世界を愛おしいと思えるのは、大切な人達がいるからで。そうやって愛おしいと思えるこの世界を救いたいと思うからであって。
結局は、偽善的な行動となります。
・・・そういえば、ちょっと前にも私、背後が、「私は一人だ」と思うようなことがありました。ちょっと病気になって、弱気になっておりました。
でも、気付いてみたら、一人ではなかったです。
周りに色んな人が居てくれました。
苦しみを分かち合えなくても、笑顔を分かち合える人達です。
自分の小ささや、色んな事を気付かせてくれました。
一人ではないのだと思います。
どんな時でも。
たとえ、この発想が偽善的だといわれようと。
まぁ、何より私が一人だとは思いたくないだけですが(笑)
それでも、信じてる。
誰に何といわれようと。
きっと、気付いてくれるって。
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