祗園精舎の鐘の声、
諸行無常の響きあり。
娑羅双樹の花の色、
盛者必衰の理をあらはす。
おごれる人も久しからず、
唯春の夜の夢のごとし。
たけき者も遂にはほろびぬ、
偏に風の前の塵に同じ。
(平家物語冒頭)
人の世は哀しいもの。
何時かは必ず……。
なら、其の儚き人の世で、笑顔を見たい、笑顔で居たい、というのは当然…ですよね?
……私は……私は、逃げていたから。
でも……でも。
辛いのなら……変えなければ意味が無い、から。
…万物は何時か消える。
つまり、哀しい事さえも、きっと無くなる。
そして、幸せを、当たり前だと思わず……何時滅びるか分からないから……だから、つなぎとめようとする。したい。
……立ち止まっていても、何かが壊れる音がするのを止められるわけではないですものね。
変わるのなら、私から。
……言の葉は、武器だけれど。
鋭利な刃だけれど。
でも……。
……どうか、笑顔で居て。
私の大切な人。PR