多分、初恋でした。
馬鹿みたいですけど、事実でした。
おかしいですよね。
ほんと、おかしいですよね。
でも、直ぐに其れは家族愛にかわってくれた。
兄様。
優しいお兄様――・・・
辛くて、苦しくて。
自分を嫌いそうで。
笑ってしまうくらいに、なきそうで。
でも涙さえ出なくて。
いつだって、傍にいてくれていたお兄様。
ボクにとって、唯一無二の存在のお兄様。
ごめんね。
でも、大好きです。
逢えますよね。
というか、ボクがそう信じていたい。
ありがとう。
そして、何時か・・・何時か、戻りたい、と願ったら。思ったら。
・・・何時でも此処で、両手広げて、待ってるよ?
夕焼け色の空が似合う、優しい、優しい――
初恋の人で。
ボクの大事な、家族。
お兄様。
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