私が望んでいたものは、些細なようで大き過ぎて。
必死に足掻いたつもりで、・・・・結局、何時も何や出来もしない。

　壊せなかった終焉と。
　もらった優しさと。
　あわせて、生まれた悔しさと。

　・・・・独りだったら、押し潰れそうな感情。

　きっと、まだこうやって私が私であるのは、皆が。
　――貴方が。
　私の傍に居てくれるから。
　私の隣に居てくれるから。

　哀しい別れが、哀しい結末が、嫌で・・・。
　でも何も出来ない、弱い私の傍に居てくれる。
　私を認めてくれる。

　・・・私も、何時か。
　此の優しさを返せますように。

　だから、だからね。
　せめて、いつでも此れだけはいいたい、な。




・・・・有り難う。
たくさんの優しさに囲まれて、私は幸せです。

　世界は――・・・色を変えて、不安になるけれど。
　其れでも・・・綺麗だね。